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涼しくなってきた今日この頃みなさまはいかがお過ごしですか?
どうも、寺月です。

なんと、キラークイーンがコンシューマ(プレイステーション2)で出ることが決定しました!!!
出るのは来年春になる予定ですー。

PS2版のタイトルは「シークレットゲーム-Killer Queen-」です。

9月29日発売の電撃G'sマガジン11月号で情報が掲載されていますので、よかったらチェックしてみてください。私が確認したところ86、87ページの2ページ掲載でした。

シナリオはKQ編の骨組みは多少残しつつ新規にすべて書き下ろしとなっています。
みなさまから多数の要望を頂いたヒロインのルートを加えていますので、シナリオ量は同人版の2倍~2.5倍にはなる予定です。
絵の方もすべて新規に作り直しで100を超える枚数になっています。
背景やBGMも新規に追加して、OP&ED曲、ムービーも一新です!

そして今回は「EVER17」など数々の名作の根幹に携わってきた名ゲームクリエイターの中澤工さん(レジスタ)に製作協力して頂くことになりました!

これらによりキャラや設定、世界観を継承しつつ、バージョンアップしたキラークイーンをお届けできると思います。


ちょっとここで頂いたweb拍手へお返事をしたいと思います。

>どーらくさんの記事で読んだのですが、キラークイーン完全版(仮)ってPS2で出るんですか…orz 
>Fateやひぐらしもそうだったのですが、コンシューマでノベルゲームは正直厳しいです…眠くなります…
どーらくさんの情報はほんと早いですね。
私的にはFateやひぐらしなどのノベルゲームで眠くなることはないのですが・・・

>PS2版おめでとうございます! いわゆる完全版は、これのことですか?
ありがとうございますー。
いわゆる完全版はこれのことです。

>おお、ついにキラークイーンの情報が・・・楽しみにしています、がんばってください。
大変長らくお待たせしました。
今後は定期的に情報をお届けできるかと思います。
楽しみにしていてください!

>雑記の内容や題名で、うん?どっかで聞いたような?と思うことがあります
>そんなとこも含めて、何気に雑記を楽しみにしています
>今回はスクールデイズ?
スクールデイズで大正解です。よく気がつきますね。
実は私は気づきませんでした(爆)
スエマンの今後の雑記タイトルにも注目してくださいw

>あれ?2007.08.30?
トップの更新日時が間違ってましたか、ご指摘ありがとうございますー。



さて、「 コンシューマーへ移植することが事実ならば何故その方針に行き着いたのか疑問のところ」
という書き込みを掲示板の方で頂いているので少し触れさせてもらいます。

正直な話、当初はキラークイーンの追加ストーリーを作る気はありませんでした。
単発もので終了のはずでした。
ただ、光栄なことにユーザーのみなさまから他のヒロインルートが見たいという要望をかなり頂いたので追加ストーリーを作ろう!と決心しました。
去年の10月の話しですね。

さて、ではさっそく製作に入ろうかとシナリオライターの健速氏とどういう構成で追加しようかと話し合っていたおりにですね、私の元へ1通のメールが届きました。

そこにはこんな文字が。

『キラークイーンをコンシューマー化しませんか?』

What!?
正直目を疑いました。

目をこすりながらもう一度見てみると、やはり同じ文字が目に入ります。

え? 本気で言ってるんですか?とディスプレイを見ながらつぶやいてしまうぐらい、いまいち信じられない話しです。

同人の成人向けゲームでコンシューマー化なんて話聞いたことがないぞ?と思いながらメールを読んでいると、どうやらいたずらでも冗談でもなく、コンシューマー化を本気で考えてくれているらしいということが分かりました。

担当の方に会って詳細を聞くと、製作にあたってはFLATさんの自由に満足のいくものを作って頂いて結構です。こちらからは特にこうしろ、ああしろという強制は致しません。
という非常にありがたい申し出をしてくれました。

よりいいものを作りたい、より多くの人にプレイしてもらいたいというのはクリエイターなら誰もが思うことだと思うのですが、私も例外ではありません。

私はゲームソフトメーカーに勤めたことはなく、今までほぼ独学でやってきました。
それこそ最初は知識もない、経験もない、教えてくれる師匠もいない、一緒に作る仲間もいないというないないづくしの本当に0からのスタートでした。
それでもいつか多くの人にプレイしてもらって「おもしろかった」といってもらえるゲームを作れるようになろうと必死になってやってきました。

前作よりもおもしろくしよう、前作よりもクオリティを高くしよう、前作よりもよりいいものを作ろう!という意気込みで今までずっとやってきました。
信頼できる仲間や協力してくれる人と知り合いながら少しづつ今のFLATが出来上がっていきました。

商業ゲームにも劣らないといってもらえるようなゲームを目指してやってきました。
同人だからという言い訳はできる限りしたくない、バグなどのサポートもできる限りやろうとぎりぎりまで時間を割いて対応してきたつもりです。

なので今回の話しをもらえたときはなんといいますか、今までの苦労が認められた気がしてうれしかったです。

そもそも私はコンシューマーの「かまいたちの夜」や「ダブルキャスト」などのやるどらシリーズ、そして「久遠の絆」、「EVER17」などの名作と呼ばれるADVゲームに感銘を受けてゲーム製作をしたいと思った口です。

そんな私にとってはコンシューマーでADVゲームを出すというのは夢のひとつでした。

なので今回の話を頂いたときは驚きと共に本当にうれしかったものです。
そしてコンシューマー化することでよりしっかりしたものを製作して多くの人にやってもらえるならとこの話しを受けることにしました。

まだまだ至らない点はありますが、今FLATにできる最高の作品を目指して制作したいと思います。
手にとってくれた人に喜んでもらえる作品にしたいですね。

以上 FLAT代表 寺月 恭一でした
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